物置の外壁を野地板で鎧張り

 古くなった物置小屋の外壁を、野地板の鎧張りで修理したので紹介します。

 素材は、何と言っても安上がりな野地板を使います。

 南面は、住宅と隣接しているので、防災も兼ねてガルバリウム鋼板としました。

 BEFORE(ビフォー)

完成 AFTER(アフター)

北側から
北西側から見たところ
隣家に近い南面です

 

壁に力が掛かって、たわんでおり雨が侵入したりして、いつ崩壊するかという状態です。一枚屋根の下の部分の板の表面の薄板も剥がれてきています。 安物の物置きですが、8畳有るので解体するにも手間が掛かりますし中のガラクタの処分も大変です。

 計画としては、各部の補強と西側の窓の下を補強して、全体を針葉合板で貼増しして、野地板で鎧張りと考えました。

使用した主な道具は インパクトドライバー 電動丸鋸(中古品をヤフオクで購入)電動ミニサンダー 万能ハサミ グリッププライヤー その他

 主な使用材料 針葉合板 9mmと14mm 3X4 角材 浸透性防水シート 水切り上下 ガルバリウム鋼板 水性ペイント     

 まず最初に、屋根を支えている部分の補強から始めました。

外壁の屋根の下に針葉合板を張り増しして補強しました。

西側の通気口も交換です。

 西側の窓の下は古い外壁を撤去して、35X45mmの角材を取付補強して針葉合板を張り付けました。意外でしたが、断熱材が入っていました。

 外した断熱材を再度スタッカーで張り付け、針葉合板をコースレッドで止めていきます。

 合板を自作の直線ガイドを使い電動鋸でカットします。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200830_091105-500x667.jpg

すべての面に合板を張り付けていきます。

ヤフオクで買った電動丸鋸が大活躍です。

電動丸鋸は手のこで切ることに比べ、何と早く真っ直ぐに切れることか!(自作した直線ガイドにも助けられました。)

 ただ、キックバックなどの事故だけは気を付けないといけません。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200831_095753-500x667.jpg
腐って穴が開いて下います

 以前、修理した後はこんな感じですね

 すべて合板を張り付けます。

 その上にネットで購入した、フクビ 壁用透湿 防水シート スーパーエアテックスをタッカーでバチバチと貼ります。

 壁材は防水シートも含めて、基本下から上に貼り付けます。

 そんなことを言いつつ、後先になりましたが、水切りの取り付けです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200904_173721-500x667.jpg

  コーナーの出隅の部分はチョットコツがいりますね

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200906_082206-500x667.jpg

すべてに出隅を付けます。

 北側のデッキ材もいったん取外し、水切りの上に取り付けました。

 ドアや窓の上に着ける庇を余った合板でボックス型に作りました。庇ユニットも考えましたが、サイズと価格を見ると自作で良いと決めました。購入すするとしても、ホームセンターでは扱いが無いようですし、ネット購入にしても、送料がかなり高くつきます。

右に見えるちょっと高めなのが、ドアの庇です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200915_143415-500x667.jpg

  庇の屋根材はガルバリウム鋼板を使用しました。丸巻きで3✕6尺で売っています。見えているのは裏側で、表面は白を選びました。

 直線カットは問題ないのですが、曲げが難しかったです。このクリップで曲げるのではなく、硬い角材とか鉄材などを使い、少しづつ曲げるのが良いようです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20200915_174832-500x667.jpg

 取り付けは、軒天が無い状態で、庇の背板を壁にビス止めしました。1人でやるのは、長さと、重さでかなりしんどかったです。

  ようやく、本番の外壁です。

 野地板の厚12mm幅180mmの長さ2mと1.8mを購入しました。1.8m+0.9mでは、若干不足で、2mをホームセンターで探したのですが、中々ありませんでした。ネットで購入した場合、運賃が馬鹿になりません。私の場合は、自家用車(日産ウイングロード)古い!に何とか乗りますからあちこち探しました。1.8mカーマホームセンター2mカインズホームで購入しました。ところが、2m物は大きな節穴ばかりで使い物になりませんでした。少し離れていましたが、コメリに有るのをネットで見つけ再購入しました。

 購入したてでは湿り気が有り、天日干しをしてから、ミニサンダーで表面を削りました。このサンダー掛けの音が結構やかましく、近隣のお宅に迷惑をお掛けしたと思います。 また、節穴がかなり有り、なるべくカットする方に持っていき、どうしても入るところは万能パテで埋めました。

 野地板も数回に分けて購入し、長さのカット、天日干し、サンダー掛け、穴埋め、ペイントの繰り返しでした。野地板は時にはかなり湿っていたため、乾燥に日数を要した日もありました。

窓枠を付けた上で、細かいところから貼り付けて行きました。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20201030_152311-500x667.jpg

 最後の南側へ角波鋼板の取付です。

 この角波鋼板はカーマホームセンターで購入しました。左にあるのは上の水切りです。実際それ用かどうか分かりませんでしたが、これを上に取り付け、角波鋼板を差し込みました。 

 先に横板をビス止めし、その上に鋼板をステンレスのタッピングネジで止めました。コースレッドと違いネジの値段は高いし、インパクトドライバーでの打ち込みで落としてしまい、紛失も多かったです。

 水切りの上に板を置き、すき間を持たせています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20201115_113605-500x667.jpg

 上の部分は屋根に合わせて斜め切りにカットして水切りに差し込みビス止めしました。カットした部分が広がるためそれを考えずに合わせていくと上下がズレてしまいます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20201030_152430-500x667.jpg

 コーナーを作ります。これも野地板を使いました。

 西側の上の部分が出っ張ているため、二段にしています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_20201124_155301-1-500x667.jpg

 屋根の錆落としと錆止め、油性ペンキを塗りました。

 コーナーを4角のすべてに取り付ければ、一応完成です。上部野地板の3枚弱くらいが出張っており、2段にしました。少し不格好ではあります。

 グリーンの壁と庇や窓枠、コーナーの白でくっきりして満足しています。近隣の方々には、やかましくて、ご迷惑をお掛けしました。野地板をサンダー掛けする時には本当にうるさくてすいませんでした。また、置くところがあると余分な不用品が溜るため、早目に整理処分をしたいと思います。

 物置の増設へ続く

DIYのトップページに戻る  ドライブを見る  山歩きを見る

  トップページに戻る

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次