安全なドライビングをサポートする必須アイテム
↑画像は、ホンダNBoxに取り付けたものを車の正面から見たものです。
↑上の画像はNboxに取り付けた物を車内から見たものです。
交通事故は誰にとっても予期せぬ出来事ですが、ドライブレコーダーを車に設置することで、事故やトラブル発生時の証拠を記録できるため、安全運転をサポートする重要な項目となります。記事では、ドライブレコーダーの主なタイプと始め方についてのご紹介、選び方や設置手順についても解説します。
あおり運転にあったり、事故をしてしまった、はたまた警察から不当な交通違反を受けた、等々今やドライブレコーダーは、車を運転するためにはなくてはならないものになって来ました。
しかしながら、カーショップで頼むにしても種類が多くてどれにして良いかわからない。取り付け料金が高すぎる等々、なやむものですね!
そこで今回はカーナビの選び方をアドバイスします。
本体一体型
主流は本体一体型です。
本体一体型のメリットとデメリット
- メリット — 取り付けが簡単である。配線がすっきりし、比較的に安い
- デメリット — 分離型より視界の邪魔になりやすい
画像は日産ウイングロードに取り付けて車内から撮ったものです。
ホンダ NBoxに付けたバックカメラ
ドライブレコーダーの主なタイプ
一体型と分離型
- 一体型ドライブレコーダー:
カメラと本体モニターが一つになっているタイプです。
最近は小型化により邪魔になりにくくなり、取り扱いが簡単なため、このタイプが主流です。また、モニター付きのためすぐに映像を見ることができます。
- 分離型ドライブレコーダー:
カメラと本体が別々になっているタイプです。カメラは車のフロントに置いたりガラスに取り付け、本体はダッシュボードやコンソールに止めることができます。一体型に比べ、視界を遮ることが少ないなどの点が優れていますが、モニターが無いことや、設置個所や配線の問題がある。
ドライブレコーダーのタイプによって取り付けや使用方法が異なるため、自分の車やニーズに合ったタイプを選ぶことが重要です。製品のパッケージやオンラインショッピングサイトなどで、さまざまなタイプを確認しましょう。
ここからは、主流である一体型を説明していきます。
一体型の種類
- シングルカメラドライブレコーダー
- 前方の映像を録画し、基本的な機能を持つドライブレコーダ
- シンプルな操作が可能であり、取り付けが簡単 初心者や予算に余裕が持てる。
- デュアルカメラドライブレコーダー
- 本体に前方と車内側の2つのカメラを持つ
- 前方と後方の映像を同時に録画できる、より高度な機能を持つドライブレコーダー。前方と後部座席は以外は(後方車両などは)細かいところが見えにくい。
- タクシーなどは、車内の様子が記録できるのでこのタイプを使用しています。
- セパレート型2カメラドライブレコーダー
- 本体のカメラと後方カメラの2つのカメラで前後を撮影する。前方と後方の映像を同時に録画できる、より高度な機能を持つドライブレコーダー。
- 後方カメラにより、あおり運転などの車のナンバーなどの記録もできる(画質による)
- 3カメラドライブレコーダー(デュアルカメラ+後方カメラ)
- 本体の前後カメラと後方カメラにより、車内の様子や後方までより詳しく記録できる
- ミラー型ドライブレコーダー
- ルームミラーを液晶モニターで使うタイプ(本体をミラーに取り付けたり、ミラーを交換したりします)
- 前方カメラを分離している物もあります。
- ルームミラーとしては少し慣れが必要ですが、後部座席が見えないため、後方視界が広くガラスの反射などもなく、前方の視界も遮ることもありません。
- 360度カメラドライブレコーダー
- メリットは全方位の記録が一つのカメラで記録できる
- デメリットは価格が高い。細かなところが判別しにくい(車のナンバーなどが分かりにくい)
*** その他搭載機能 ***
- GPS搭載機種 — 最近ではGPSが搭載されている機種が増えています。事故があった場合でも位置が記録され、より証拠能力が高まります。
- LED信号機対応 — 信号機はLEDになってきており、信号機とドライブレコーダーの点滅の波長がシンクロすると真っ黒に映り、信号機の色がわからない場合がある。
- Wi-Fi機能搭載 — 本体にSDカードを指したまま、スマホなどで画像を確認できる。
- 駐車監視機能 — 駐車中にも記録する。常時録画、衝撃感知録画、動体検知録画などの機能がるものもあります。
- イベント記録機能 — 事故などの一定の衝撃があった時常時記録とは別のファイルとして記録する機能。記録忘れや上書きで記録が無くなるのを防ぐ
等々機種により機能も多くあります。
- ドライブレコーダーの選択 : 自分の車に合ったドライブレコーダーを選ぶためのポイント
- メインのフロントカメラの性能が200万画素以上 Full FD(フルハイビジョン)4K
- カメラのレンズ視野角が100度以上(広い方が良い)—150度と言う機種も多くなってきている(360度カメラは魚眼レンズ搭載)
- 付属のSDカードの容量が16GB以上あるか?(何GBまで対応か?)—高解像度になると、容量も多く必要。64GBのSDカードを買い増ししても本体が対応していなければ使えない。
- LED信号対応か — 非対応の場合信号が真黒に映る場合がある。
- GPS機能搭載か — 事故やトラブルの場所を証明できる
- WIFI機能搭載か — スマホやタブレットで映像を確認できる
- 駐車監視機能搭載か — 駐車中のトラブル監視になる
など、自分の車にどこまで必要かで選らびましょう。例えば、車庫に入った車に駐車監視機能はそれほど必要ありません。
2. バックカメラを付ける場合
- 画質は100万画素以上できれば200万画素以上
- バックカメラの取り付けは車内か車外か社内の場合取り付けは簡単だが、スモークガラスなどの影響がある場合がある。車外の場合ネジでの取り付けや防水などに注意が必要です
3. 取り付ける場所
* 基本的にはフロントガラスの上でバックミラーの横で良いでしょう。視界が遮られないようにまた、モニターが見られる位置が良いと思います。
* 電源コードやバックカメラのケーブルを抜き差しするスペースも考慮します。
4. 取り付け方法
シガーソケットにUSB ソケット付きの電源プラグを差しています。
コードも目立ちませんし、USBもスマホの充電等に役に立ちます。
取付方法
電 源
1 付属のコードでシガーライターから電源コードを引く
2 フューズボックスから専用の電源コードを引く
フューズボックスから電源を取る場合は、主に3種類のヒューズがあり、大きさが異なります。(平型、ミニ平型、低背)それに合わせた電源コードを用意します。車の電源回路も大きく3系統(常時電源、アクセサリー電源、イグニッション電源)あります。通常はアクセサリー電源に繋ぎますが、駐車監視機能付きの場合は常時電源に繋ぐ場合もあります。ヒューズボックスの裏などに説明があります。取り付けの機器にもよるかも知れません。間違いのないように慎重に配線してください。
* ドライブレコーダーのタイプ別と始め方
- 一番簡単なのは電源をシガーライターから取る方法です
- 見た目重視の場合は、ヒューズボックスから直接電源を取る方法です。この場合は、専用電源ケーブルが別途必要になります。(シガーソケット用コードを改造する方法もありますが、何れにしても少し専門知識が必要です)
- 駐車監視機能搭載の場合も、ヒューズボックスから電源を取ります。バッテリー上がりを防止するための低電圧保護電圧監視機能付きの専用ケーブルセットが必要です。
電源コードの配線ですが、先ずはフロントガラスのモールにコードを挟み込んでいきます。GPSアンテナが分離式のばあいは、GPSアンテナの位置決めとコードの配置、バックカメラを付ける場合もカメラ用のコードを同じくモールに挟み込んで行きます。
ドアの前方のモールをはがしカバーの中に押し込んでハンドルの下を所々止めながらシガーライターへ差し込みます。
フューズボックスに接続する場合は、専用のケーブルを使用してフューズボックスの定位置に接続ます。
バックカメラのコードは、そのままモールをはがしながら天井の中に後方まで所々押し込んでいきます。
長さの調整は、バックカメラ取り付けて、後方から前方に持って来てドア前方の電源コードと共に調整すれば良いでしょう。(電源の近くで調整しやすい)
運転席右のフロントピラー部のモールを外したところ
余ったコードはここで調整します。
詳しくは ドライブレコーダーをN-Boxに取り付け をご覧ください。
* 録画の管理 ドライブレコーダーの画像を見る
- 1 本体のディスプレイで再生する。
- 2 パソコンで見る
- 専用アプリをパソコンにインストールして、SDカードを読み取って見る
- パソコンのソフト「フォト」や「映画&テレビ」「メディアプレイヤー」などで再生する
- 3 Wi-Fi搭載の場合、スマートホンやタブレットで接続して見ることができる
いずれの場合も、事故やトラブルになった場合に備えて、事前に練習しておきましょう。
* ドライブレコーダーのメンテナンス
イザとなった時、映像が記録されていない?
- ドライブレコーダーの画像は定期的に確認しましょう。
- SDカードを定期的にフォーマットする。
- 動作がおかしい場合ファームウェア―のバージョンアップをして見る。
- SDカードは消耗品のため機種によっては高熱で早く不良になる場合があり、交換が必要になります。
使用頻度にもよりますが1ケ月に一度は画像の確認、2~3ヵ月に1度のフォーマット、1年に1度はSDカードの交換が良いでしょう。
具体的なドライブレコーダーの選び方
1. パソコンを持っている場合
- ドライブレコーダーのSDカ-ドを読み込んで専用のビュワーソフトやパソコンのアプリで再生します。
- どのタイプでも問題はありませんが、バックカメラ付きのものが良いでしょう。
2. パソコンは無いが、スマートホンはある場合
- スマホで画像を見るためWi-Fi機能搭載が良いでしょう。
- Wi-Fiが無い機種でもmicroSDカードが読める機種であれば、直接SDカードスロットに刺して読み込みができます。(microSDカードの場合)
3. パソコンもスマホも無い場合
- 本体で画像を確認するため、モニターが大きいもの良いでしょう。(少し価格は高くなりますが、ルームミラー型を選べば、スマホのような大きな画面で画像を確認できます。この場合、バッテリー上がりを防ぐためエンジンをかけた状態で確認すると良いでしょう。
結 論
1. 簡単に取り付けたい — 一体式の液晶モニター付き前方 1カメラ シガーソケットに繋ぐ
2. バックカメラも付ける — セパレート型のバックカメラ付き(バックカメラ車内型)シガーソケットに繋ぐ
3. ミラー型にバックカメラ — 前方視界もスッキリし、取り付けも簡単で、この形が増えています。
1から3の順序で検討し、パソコンあるなし、スマホやタブレットのあるなし、を考慮し搭載機能を確認して決めましょう。
追加 もう一つの決め方に、
自動車保険会社のドライブレコーダーを使う方法があります。
メリット
- 機種を迷わなくて良い
- 事故のとき保険会社への対応がスムーズになる
- 自分で事故の対応ができない場合でもオペレーターが救急車や警察に連絡を代行してもらえる
- 最新のドラレコを初期費用を抑えて利用できる。
デメリット
- 保険会社が限定される。だんだん増えていますが、どこでもドラレコ特約があるわけではない
- 保険料が高い。特約保険料となるため2年以上利用する場合は購入するより割高になる
- 機種が選べない。悩まないでも良いが、保険会社の限定機種になる
- 保険会社を乗り換えたり解約した場合機器を返却しなければならない。当然借りているのですから、契約が無くなれば、返さなくてはなりません。
- プライバシー情報を渡すことになる。事故の情報だけでなく、普段の映像や会話なども保険会社に伝わることになる。
実際の取付方法は ドライブレコダーをN-Boxに取り付け をご覧ください。