山梨県に位置する日蓮宗総本山、身延山。その壮大な歴史と豊かな自然、そして山頂からの絶景は、多くの人々を惹きつけてやみません。この記事は、「身延山 ロープウェイも利用可能な」というキーワードで検索されたあなたのために、身延山の魅力を余すことなく伝える完全ガイドです。ロープウェイで快適に空中散歩を楽しみながら絶景を堪能する方法から、歴史深い登山道を辿り、奥の院を目指すルートまで、あなたの目的に合わせた身延山の巡り方が見つかります。運行時間、料金、アクセス、久遠寺の主要施設、山頂の思親閣、門前町のグルメやお土産情報まで、身延山を最大限に満喫するために必要な情報を網羅しているので、この記事を読めば、あなたの身延山での滞在がより充実したものになることをお約束します。
1. 身延山の基本情報と魅力
山梨県南部に位置する身延山は、日蓮宗の総本山である久遠寺を中心とした歴史と自然が織りなす魅力的な観光地です。富士川の支流である身延川沿いに広がり、古くから多くの参拝者や観光客を惹きつけてきました。この章では、身延山の基本的な情報とその奥深い魅力を詳しくご紹介します。
1.1 標高1,153m!日蓮宗総本山久遠寺の聖地
山梨県南巨摩郡身延町と早川町の境にそびえる身延山は、標高1,153mを誇る霊峰です。この山は、日本仏教三大霊山の一つとしても数えられ、日蓮宗の信仰の中心地となっています。山全体が日蓮宗の聖地であり、正式名称を「身延山妙法華院久遠寺(みのぶさんみょうほっけいんくおんじ)」と称する総本山久遠寺が鎮座しています。
久遠寺の歴史は、鎌倉時代に日蓮聖人(にちれんしょうにん)が身延山に入山された文永11年(1274年)に始まります。聖人はこの地で約9年間、法華経の教えを広め、弟子たちの育成に尽力されました。弘安4年(1281年)には、自ら「身延山妙法華院久遠寺」と名付けた大堂を建立しました。 日蓮聖人は「いずくにて死に候とも墓をば身延の沢にせさせ候べく候」という遺言を残し、その遺骨は身延山に奉安されています。
1.2 身延山の歴史と自然の見どころ
身延山は、日蓮聖人の深い信仰とゆかりのある歴史的背景に加え、四季折々の豊かな自然に恵まれています。日蓮聖人が故郷の房州小湊を望み、両親や師を偲んだとされる山頂には、奥之院思親閣(おくのいんししんかく)が建立され、多くの参拝者が訪れます。
特に、春には樹齢400年を超えるともいわれる見事なしだれ桜が境内を彩り、訪れる人々を魅了します。 また、山内には山梨県指定天然記念物である「千本杉」と呼ばれる杉の巨木林が広がり、樹齢250年以上の約260本の杉が立ち並ぶ荘厳な景観は、パワースポットとしても知られています。 夏には新緑が目に鮮やかで、秋には山全体が紅葉に染まり、冬には雪化粧をした幻想的な姿を見せます。 さらに、3月中旬と10月初旬の限られた期間には、山頂から富士山頂から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」という貴重な自然現象を観測することもできます。 このように、身延山は歴史と信仰、そして壮大な自然が一体となった、心身を癒す特別な場所です。
2. 身延山ロープウェイで快適アクセス&空中散歩
日蓮宗総本山である身延山へのアクセスは、身延山ロープウェイを利用すれば、快適な空中散歩を楽しみながら山頂までたどり着くことができます。関東地方で有数の高低差を誇るロープウェイからの眺めは圧巻で、四季折々の美しい景色を堪能できるでしょう。
2.1 運行時間・料金・乗り場アクセス詳細
身延山ロープウェイは、山麓の久遠寺駅と山頂の奥之院駅を結び、片道約7分間の空中散歩を楽しめます。運行は通常20分間隔ですが、お客様の状況に応じて7~10分間隔で臨時運行されることもあります。
運行時間や料金は以下の通りです。季節やイベントにより変更される場合があるため、事前に公式サイトでの確認をおすすめします。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 運行期間 | 通年運行(点検期間休業あり) |
| 運行時間(目安) | 3月16日~11月15日:始発 9:00 ~ 上り最終 16:00(下り最終 16:40)11月16日~3月15日:始発 9:00 ~ 上り最終 15:40(下り最終 16:20)※観桜期、ゴールデンウィーク、お盆期間は営業時間が変動する場合があります。 |
| 往復料金 | 大人 1,600円、小人(4歳~小学生)800円 |
| 片道料金 | 大人 960円、小人(4歳~小学生)500円 |
| その他料金 | ペット 700円(要ゲージ)、大型犬 900円 |
| 割引 | 障がい者割引(半額)、JAF会員割引、WEBチケット割引(200円引き、特典あり) |
ロープウェイの山麓駅である「久遠寺駅」は、日蓮宗総本山身延山久遠寺の裏手に位置しています。お車でお越しの場合は、最寄りの「せいしん駐車場」をご利用ください。せいしん駐車場からは、久遠寺本堂前まで無料の斜行エレベーターが運行しており、足元に不安がある方でも安心してアクセスできます。本堂前からは「南天の路」と呼ばれる遊歩道を約3分歩くと、ロープウェイ久遠寺駅に到着します。
公共交通機関をご利用の場合、JR身延駅から「身延山行き」の路線バスに乗車し、終点の「身延山」バス停留所で下車します。そこからロープウェイ乗り場までは徒歩約15分、または乗合タクシー(約5分)を利用することも可能です。
2.2 ロープウェイからの絶景ポイント
身延山ロープウェイは、関東一の高低差763mを誇り、約7分間の乗車中、眼下に広がる雄大な景色を存分に楽しめます。ゴンドラは「知恩号」と「報恩号」と名付けられ、足元付近まで広がる大きなパノラマガラスが特徴です。
ゴンドラの窓からは、身延の町並みや蛇行する富士川、そしてその先に広がる駿河湾まで見渡すことができます。特に晴れた日には、世界遺産である富士山の美しい姿をはっきりと捉えることができ、その雄大さに感動することでしょう。また、空気の澄んだ冬には、富士山に次ぐ日本第二の高峰である北岳をはじめとする南アルプスや八ヶ岳連峰が白銀に輝く姿も望めます。
さらに、春(3月中旬)と秋(9月下旬~10月初旬)の特定の時期には、富士山頂から朝日が昇りダイヤモンドのように輝く「ダイヤモンド富士」という珍しい自然現象を、ロープウェイを利用して手軽に観賞できるチャンスもあります。
2.3 ロープウェイ山頂駅周辺の施設と食事
ロープウェイで山頂の奥之院駅に到着すると、そこは標高1,153mの別世界です。山頂には日蓮聖人が故郷を偲んだとされる奥之院思親閣があり、多くの参拝客が訪れます。
奥之院駅周辺には、東側、南側、北側、七面山展望台の360°大パノラマを楽しめる複数の展望台が整備されています。これらの展望台からは、富士山、南アルプス、八ヶ岳連峰、駿河湾、伊豆半島、そして秩父連山まで、息をのむような雄大な景色を一望できます。
山頂での食事には、展望食堂「身延庵」がおすすめです。工業デザイナー水戸岡鋭治氏プロデュースにより木を基調とした温かみのあるデザインにリニューアルされた店内からは、雄大な景色を眺めながら食事ができます。身延庵では、地元特産の生ゆばを使用した「身延庵ゆば塩ラーメン」や「みのぶゆばカレーデミチーズバーグ丼」、その他「身延山そば」や「みのぶだんご(苦死切りだんご)」など、山頂ならではのオリジナルメニューを味わうことができます。
また、山頂にはお土産を購入できる「身延屋」という売店も併設されており、旅の思い出の品を見つけるのも良いでしょう。さらに、山麓と山頂の両駅構内では公衆無線LANが導入されており、待ち時間や休憩中にインターネットを利用できるのも嬉しいポイントです。
3. 登山道で感じる身延山の奥深さ
身延山は、ロープウェイで手軽に山頂へアクセスできる一方で、歴史ある登山道も整備されており、一歩一歩、自然と歴史の深さを感じながら登る魅力があります。ここでは、駐車場から奥の院までの主な登山ルートと、安全に登山を楽しむための注意点をご紹介します。
3.1 駐車場から奥の院までの登山ルート解説
身延山の登山道は、日蓮聖人ゆかりの史跡や豊かな自然に触れられる、変化に富んだ道のりです。ここでは、久遠寺の駐車場から奥の院「思親閣」までの道のりを順を追って解説します。
3.1.1 登山道入口から丈六堂へ
身延山の登山は、久遠寺の駐車場からスタートします。午前9時30分過ぎに駐車場を出発すると、すぐに山道の雰囲気に包まれます。登山道の途中には、日蓮宗の聖地ならではの様々なお堂が点在しており、その一つが「丈六堂」です。出発から約50分後の午前10時20分頃に丈六堂に到着。ここで一息つき、歴史の重みを感じながら次の目的地を目指しましょう。
3.1.2 十七丁を越え、自然豊かな道を進む
丈六堂を過ぎると、本格的な山道へと入っていきます。午前10時30分頃には「十七丁」の標識を通過。この辺りからは、豊かな自然が登山者を優しく包み込みます。特に、沿道に咲くシャガ(アヤメ科)の花は、疲れた体を癒してくれるでしょう。ただし、身延山は深い山であるため、熊などの野生動物との遭遇には注意が必要です。事前に熊よけの鈴を用意するなど、対策をしておくことをおすすめします。
3.1.3 三光堂と千本杉の神秘的な景観
さらに進むと、午前11時頃には「三光堂」に到着します。三光堂には、金銅釈迦如来坐像が安置されており、その荘厳な雰囲気に心が洗われます。三光堂を過ぎ、午前11時頃には「二十六丁」を通過。この先には、樹齢数百年とも言われる杉の巨木が立ち並ぶ「千本杉」の道が続きます。鬱蒼とした杉林の中を進む道は、まさに神秘的な景観。清々しい空気を感じながら、身延山の奥深さを体感できるでしょう。
3.1.4 東照宮から奥の院への道のり
千本杉を抜けると、道のりは徐々に山頂へと近づいていきます。正午頃には「東照宮」に到着。身延山にも東照宮があることに驚かれるかもしれません。その後、午前12時3分頃には「四十一丁」を通過し、視界が開ける場所からは下界の景色が見え始めます。午前12時10分頃には、眼下に広がる雄大な景色を眺めることができます。奥の院まではあと少し。午前12時30分頃には、思親閣の手前にある最後の階段が見えてきます。この頃には、ちょうど石楠花(シャクナゲ)が美しく咲いていることもあります。午前12時30分頃には、日蓮聖人お手植えと伝わる杉の木を横目に、いよいよ奥の院「思親閣」の山門へと到着します。山門をくぐると、左右には仁王像が睨みを利かせており、その威厳に身が引き締まることでしょう。そして、午前12時35分頃、ついに「奥の院 思親閣本堂」に到着します。久遠寺の駐車場を出発してから約3時間で、身延山の頂に立つ感動を味わえます。
3.2 登山時の注意点と持ち物
身延山の登山は、豊かな自然と歴史に触れる貴重な体験ですが、安全に楽しむためには事前の準備と注意が必要です。特に、山頂までの道のりは標高差があり、季節によっては天候が急変することもあります。
| 項目 | 詳細と注意点 |
|---|---|
| 服装 | 動きやすく、通気性の良い服装を心がけましょう。重ね着で体温調節ができるように準備すると安心です。 |
| 靴 | 登山道は石段や土の道が続くため、滑りにくいトレッキングシューズや履き慣れた運動靴が適しています。 |
| 水分・食料 | 途中に売店が少ないため、十分な水分と行動食を持参しましょう。特に夏場は熱中症対策が重要です。 |
| 雨具 | 山の天気は変わりやすいため、折りたたみ傘やレインウェアを携帯することをおすすめします。 |
| その他 | 熊の生息情報もあるため、熊よけの鈴があると安心です。また、地図や携帯電話(充電済み)、常備薬なども忘れずに持っていきましょう。ゴミは必ず持ち帰り、自然保護にご協力ください。 |
無理のないペースで、体調と相談しながら登山を楽しみましょう。より詳しい情報は、身延山久遠寺の公式サイトや、みのぶ観光案内で確認することをおすすめします。
4. 身延山頂「奥の院 思親閣」と大パノラマ
4.1 日蓮聖人ゆかりの思親閣を参拝
身延山頂に位置する奥の院 思親閣(ししんかく)は、日蓮聖人がご両親を偲び、故郷を遥拝されたと伝えられる日蓮宗の聖地です。山頂へたどり着くと、まず目に飛び込んでくるのが、風格ある思親閣の山門です。山門をくぐると、左右には力強い仁王像が安置されており、参拝者を静かに見守っています。奥の院や身延山全体の詳細な情報はみのぶ観光案内で確認できます。
さらに進むと、日蓮聖人がお手植えされたと伝わる杉の木がそびえ立ち、その歴史の深さを感じさせます。本堂である奥の院 思親閣は、厳かな雰囲気に包まれており、日蓮聖人のご遺徳を偲びながら参拝することができます。訪れた時期によっては、美しいシャクナゲの花が参道を彩り、登山で疲れた心を癒してくれるでしょう。
4.2 山頂展望台からの雄大な眺望
思親閣のすぐ近くには、身延山からの雄大なパノラマを一望できる山頂展望台があります。標高1,153mの山頂からは、天候に恵まれれば、富士山をはじめとする壮大な南アルプスの山々の連なりが視界いっぱいに広がります。
展望台には案内板が設置されており、どの山がどこに見えるかを確認できます。特に空気が澄んだ日には、以下の山々を望むことができます。
| 方角 | 見える山々 |
|---|---|
| 左手方面 | 七面山、上河内岳、笊ヶ岳、荒川三山、塩見岳 |
| 中央方面 | 白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)、富士見山、鳳凰三山(観音岳、薬師岳、地蔵ヶ岳) |
| 右手方面 | 八ヶ岳(赤岳など)、茅ヶ岳 |
筆者が訪れた際は、残念ながら少し霞んでいましたが、それでもその雄大な景色は訪れる人々に深い感動を与えてくれることでしょう。四季折々の表情を見せる山々の眺めは、ロープウェイで手軽にアクセスできる身延山頂ならではの大きな魅力です。
5. 日蓮宗総本山「身延山久遠寺」の境内散策
身延山の山頂で雄大な景色を堪能した後は、日蓮宗の総本山である身延山久遠寺の広大な境内をじっくりと散策しましょう。日蓮聖人が開いたこの聖地には、歴史と信仰が息づく堂塔伽藍が点在しており、見どころが満載です。ロープウェイで山頂から降りてくると、久遠寺の主要な建物群が目の前に広がります。ここでは、主要な施設と効率的な巡り方をご紹介します。
5.1 五重塔、本堂、祖師堂など主要施設
久遠寺の境内には、日蓮宗の信仰の中心となる重要な建物が数多く建立されています。それぞれが独自の歴史と建築美を持ち、訪れる人々を魅了します。
5.1.1 五重塔
ロープウェイで下山すると最初に目を引くのが、鮮やかな朱色が印象的な五重塔です。この塔は、もともと1619年(元和5年)に加賀藩三代藩主前田利常の母である寿福院によって建立されましたが、残念ながら1829年と1875年の二度の火災で焼失してしまいました。しかし、平成の時代に創建当時の姿を忠実に再現する形で再建が進められ、2009年に約130年ぶりに落慶しました。高さ39メートルのこの塔は、現在日本で4番目に高い五重塔として知られています。身延山の山林から伐採された樹齢400年の木材が使用されており、歴史上の仏である釈迦牟尼仏の遺灰や、世界各国の日蓮宗信者の仏像が安置されています。
5.1.2 本堂
五重塔の先に位置する大本堂は、身延山久遠寺の中心となる建物です。明治8年(1875年)の大火で焼失しましたが、日蓮大聖人700遠忌の記念事業として1985年(昭和60年)に再建されました。間口32メートル、奥行き51メートルもの壮大なスケールを誇り、一度に1,500人もの法要を執り行うことができます。ここでは毎朝の勤行や大法要が行われ、大勢の僧侶の声が境内に響き渡り、身延山全体が荘厳な空気に包まれます。天井には、日本画家・加山又造画伯による「墨龍」の大作が描かれており、その迫力に圧倒されます。
5.1.3 祖師堂
本堂と並んで建つ祖師堂は、日蓮聖人の神霊を祀るお堂であり、「棲神閣(せいしんかく)」とも称されます。元々は江戸時代に徳川家11代将軍家斉公の寄進により江戸に建立されたお堂を、明治14年(1881年)に移築・再建したものです。堂内には日蓮聖人、そして直弟子である六老僧のご尊像が安置されており、さらに昭和天皇より賜った「立正」の勅額が掲げられています。
5.1.4 仏殿納牌堂
境内の奥には仏殿納牌堂があります。これは1931年(昭和6年)に日蓮聖人650遠忌を記念して建立されたもので、南向きに建つ仏殿の左右後方には納牌堂が附属しています。全国の信者が久遠寺に納めた分骨や位牌が安置されており、毎日追善法要が執り行われています。入母屋造の仏殿に宝形造の二重屋根の納牌堂が連続する独創的な外観が特徴で、近代における諸機能の複合化を美しくまとめています。
この他にも、身延山には日蓮聖人の御真骨が奉安されている御真骨堂や、日蓮聖人が9年間過ごされた御草庵跡など、数多くの歴史的建造物や聖跡が点在しています。
5.2 広大な境内を効率よく巡るポイント
身延山久遠寺の境内は非常に広大であるため、事前に見どころを把握し、効率よく巡ることで、より深くその魅力を体感できます。ここでは、おすすめの巡り方をご紹介します。
まず、久遠寺への主要な入口となる三門から本堂へと続く287段の石段「菩提梯(ぼだいてい)」を登るのが一般的なルートですが、足元に不安がある方や時間がない方は、西谷せいしん駐車場から本堂脇までを結ぶ斜行エレベーターや、バリアフリー対応のカート道を利用することも可能です。
境内には「身延山久遠寺境内マップ」が設置されており、これを参考にすると迷うことなく主要な堂塔伽藍を巡ることができます。 また、本堂地階には宝物館があり、国宝や重要文化財を含む身延文庫の貴重な収蔵品が展示されていますので、時間があればぜひ訪れてみてください。
境内を散策する際は、各建物の説明板に目を通し、その歴史や役割を知ることで、より一層興味深く見学できるでしょう。また、運が良ければ修行僧の姿や、お坊さんのありがたいお話を聞く機会にも恵まれるかもしれません。 身延山全体が日蓮聖人の身体に見立てて配置されているという言い伝えもありますので、そうした配置の意味を意識しながら散策すると、また違った世界が見えてくるでしょう。
春には樹齢400年以上のしだれ桜が咲き誇り、秋には艶やかな紅葉が境内を彩るなど、四季折々の美しい景観も久遠寺の大きな魅力です。 自身の体力や興味に合わせて、無理なく身延山久遠寺の歴史と文化に触れる散策を楽しんでください。
6. 身延山へのアクセス方法
身延山へは、お車、電車、バス、高速バスなど、様々な方法でアクセスが可能です。ご自身の旅のスタイルや出発地に合わせて、最適な方法を選びましょう。ここでは、各交通手段での詳しいアクセス方法と、周辺の駐車場情報をご紹介します。
6.1 車でのアクセスと周辺駐車場情報
お車でお越しの場合は、中部横断自動車道の身延山ICが最も便利です。身延山ICからは約15分で身延山久遠寺方面に到着します。
主要都市からのアクセス時間目安は以下の通りです。
| 出発地 | 主要ルート | 所要時間目安 |
|---|---|---|
| 東京方面 | 中央自動車道 → 双葉JCT → 中部横断自動車道(身延山IC) | 約2時間30分 |
| 東京方面 | 東名・新東名高速道路 → 新清水JCT → 中部横断自動車道(身延山IC) | 約2時間30分 |
| 浜松方面 | 新東名高速道路 → 中部横断自動車道(身延山IC) | 約2時間弱 |
| 大阪方面 | 中央自動車道 → 双葉JCT → 中部横断自動車道(身延山IC) | 約3時間20分 |
| 大阪方面 | 東名・新東名高速道路 → 新清水JCT → 中部横断自動車道(身延山IC) | 約4時間30分 |
身延山周辺には複数の駐車場があり、身延山ロープウェイや久遠寺へのアクセスに便利な有料駐車場と、門前町散策に便利な無料駐車場があります。
6.1.1 有料駐車場
せいしん駐車場は、身延山ロープウェイ山麓の久遠寺駅入口付近に位置する有料駐車場です。 こちらの駐車場からは、久遠寺本堂前まで伸びる無料の斜行エレベーターを利用でき、足の不自由な方やお年寄りの方でも安心して移動できます。 普通車の駐車料金は最初の1時間が300円、以降30分ごとに100円です。 久遠寺や奥之院思親閣で3,000円以上の御祈願・御回向をされた方は、駐車券を提示することで4時間まで無料になる割引サービスがあります。
6.1.2 無料駐車場
門前町には、門前町仲町駐車場や門前町総門駐車場といった無料駐車場もございます。 仲町駐車場からは三門まで徒歩約5分、総門駐車場からは三門まで徒歩約20分です。
なお、3月下旬から4月初旬の観桜期には、門前町において一般車両の通行規制が行われる場合があります。この期間は、国道沿いの総合文化会館から有料のシャトルバスが運行されるため、事前に身延町身延山観光協会のウェブサイトなどで最新情報をご確認ください。
6.2 電車・バスでのアクセスルート
公共交通機関をご利用の場合、JR身延線「身延駅」が身延山への最寄り駅となります。
6.2.1 電車でのアクセス
主要都市からの電車でのアクセスルートは以下の通りです。
- 東京方面から
- JR新宿駅 → (JR中央本線特急あずさ・かいじ) → JR甲府駅 → (JR身延線特急ふじかわ) → JR身延駅(所要時間:約2時間30分)
- JR東京駅 → (JR東海道新幹線こだま) → JR新富士駅 → (バス・タクシー) → JR富士駅 → (JR身延線特急ふじかわ) → JR身延駅(所要時間:約2時間10分)
- JR東京駅 → (JR東海道新幹線ひかり・こだま) → JR静岡駅 → (JR身延線直通特急ふじかわ) → JR身延駅(所要時間:約2時間20分~2時間40分)
- 大阪方面から
- JR新大阪駅 → (JR東海道新幹線こだま) → JR静岡駅 → (JR身延線直通特急ふじかわ) → JR身延駅(所要時間:約3時間50分)
- JR新大阪駅 → (JR東海道新幹線こだま) → JR新富士駅 → (バス・タクシー) → JR富士駅 → (JR身延線特急ふじかわ) → JR身延駅(所要時間:約4時間)
6.2.2 路線バスでのアクセス
JR身延駅から身延山久遠寺へは、山梨交通の路線バス「身延山行き」が運行しています。 終点の「身延山バス停」で下車すると、門前町が目の前です。 所要時間は約12分から15分で、運賃は大人片道280円~350円です。 交通系ICカードも利用可能です。 特急ふじかわ号の到着時間に合わせてバスが運行されているため、スムーズな乗り換えが期待できます。
6.2.3 高速バスでのアクセス
東京方面からは、新宿高速バスターミナルから身延山への直通高速バスも運行されており、乗り換えなしでアクセスできます。 所要時間は約3時間30分前後で、運賃は大人片道3,200円です。 詳しい時刻表や予約は、ハイウェイバスドットコムをご確認ください。
6.2.4 タクシーでのアクセス
JR身延駅から身延山ロープウェイ乗り場までは、タクシーを利用することも可能です。所要時間は約15分、運賃は約2,000円が目安となります。
7. 門前町で楽しむグルメとお土産
身延山への参拝を終えたら、歴史ある門前町を散策し、この地ならではのグルメと心温まるお土産探しを楽しみましょう。門前町には、身延山久遠寺の長い歴史と共に育まれた、個性豊かなお店が軒を連ねています。旅の思い出を彩る逸品や、ここでしか味わえない美食がきっと見つかるはずです。
7.1 身延山門前町ならではの絶品グルメ
身延山の門前町では、豊かな自然と日蓮宗の歴史が育んだ、ここでしか味わえない特別なグルメが豊富に楽しめます。特に、精進料理から発展した「ゆば料理」や、地域特産の「あけぼの大豆」を使った逸品は必見です。
7.1.1 滋味深い「ゆば料理」
日蓮聖人の健康を気遣う弟子たちが作ったのが始まりとされる「ゆば」は、身延町の代表的な特産品です。良質なタンパク質を豊富に含んだヘルシー食材として、古くから親しまれてきました。門前町では、刺身ゆば、煮物、揚げ物といった伝統的なゆば料理はもちろん、ゆば丼やゆばカレー丼、ゆばそば・うどんなど、現代風にアレンジされた様々なゆば料理を味わうことができます。多くの宿坊や食事処で提供されており、特に「食事処 清流」では、600年の伝統を受け継ぐ生ゆばを堪能できると評判です。
7.1.2 幻の逸品「あけぼの大豆」
身延町の標高300~700mの曙地区で、昼夜の寒暖差が大きい気候と霧の発生という特有の風土の中で育まれた「あけぼの大豆」は、その希少性から“幻の大豆”と呼ばれています。 特に10月の数週間しか市場に出回らない枝豆は、その深い甘みと豊かな香りで超希少品として知られ、収穫期には「あけぼの大豆産地フェア」も開催されます。 蒸し大豆や枝豆スープなどの加工品も人気を集めています。
7.1.3 門前町の味「みのぶまんじゅう」と「しいたけ丼」
門前町に古くから伝わる「みのぶまんじゅう」は、味噌を練り込んだ薄皮でたっぷりのこし餡を包み、蒸し上げた小判型のおまんじゅうです。「みのぶ」の焼き印が特徴で、参拝のお土産としても人気があります。 また、身延の豊かな広葉樹林で原木栽培された肉厚で香り高い「しいたけ」を使った「しいたけ丼」も、多くの食堂で提供される名物料理の一つです。
7.1.4 その他見逃せないグルメ
門前町では、その他にも様々なグルメが楽しめます。地元で知らない人はいないというソウルフードの「からあげ」や、スパイシーな「カレー」を提供するお店、職人が毎日丹念に打つ手打ちそばやうどんを楽しめる食事処など、選択肢は豊富です。身延山ロープウェイの山頂駅にある「身延庵」では、雄大な景色を眺めながら、ゆば塩ラーメンやゆば丼などを味わうことができます。
7.2 身延山参拝の記念に!おすすめのお土産
身延山を訪れた記念に持ち帰りたいお土産も豊富に揃っています。特産品を活かした食品土産から、身延山ならではの縁起物まで、旅の思い出を彩る品々を見つけてみましょう。
7.2.1 特産品を活かした食品土産
グルメでも紹介した「ゆば」は、生ゆばだけでなく、佃煮、カレー、ゆばまんじゅうなどの加工品としても人気のお土産です。 また、「あけぼの大豆」を使った風味豊かな手作り味噌や、肉厚な「しいたけ」を加工した干しシイタケ、シイタケ茶などもおすすめです。
7.2.2 身延山ならではの縁起物・工芸品
日蓮宗総本山の門前町ならではの「数珠」や「仏具」を扱うお店も多く、お守り代わりになる腕輪数珠は特に人気があります。 また、伝統的な手漉き和紙である「西嶋和紙」や、身延町産の「竹炭」なども地域の特産品として知られています。 地元の酒蔵で醸造された「身延山」などの清酒も、旅の記念やお土産として喜ばれるでしょう。
7.2.3 人気のお土産一覧
門前町で特に人気のあるお土産を以下の表にまとめました。散策の参考にしてください。
| 品目 | 特徴 | 購入場所のヒント |
|---|---|---|
| みのぶゆば(生ゆば、加工品) | 精進料理から発展したヘルシーな特産品。様々な形で楽しめる。 | 門前町の食事処、みやげ館、ゆば工房五大など |
| あけぼの大豆(枝豆、加工品) | “幻の大豆”と呼ばれる希少な特産品。濃厚な甘みと風味が特徴。 | 産地フェア開催時期、道の駅しもべ、みやげ館など |
| みのぶまんじゅう | 味噌を練り込んだ薄皮とこし餡が特徴の銘菓。「みのぶ」の焼き印入り。 | 甘養亭河喜など門前町の和菓子店 |
| しいたけ(生、干しシイタケ、加工品) | 肉厚で香り高い身延町産のしいたけ。料理やお茶に。 | 門前町の土産物店、道の駅しもべなど |
| 身延山のお酒(地酒) | 身延の清らかな水で醸造された日本酒。純米酒「身延山」など。 | 門前町の酒販店、みやげ館など |
| 数珠・腕輪数珠 | 日蓮宗の聖地ならではの縁起物。お守りとしても。 | みやげ館、仏具店など |
| 竹炭 | 身延町産の竹炭を使用した製品。消臭や調湿効果が期待できる。 | 身延山ロープウェイ山頂売店(限定商品あり) |
より詳しい情報は、みのぶ観光案内のウェブサイトも参考にしてください。
8. まとめ
身延山は、日蓮宗の総本山である久遠寺を擁し、歴史と自然が織りなす壮大な聖地です。
ロープウェイを利用すれば、体力に自信のない方やお子様連れでも、気軽に山頂の絶景と奥の院思親閣を訪れることができます。空中からのパノラマはまさに圧巻で、手軽に非日常を味わえる点が大きな魅力です。
一方、登山道を選べば、杉林や歴史ある堂宇を巡りながら、日蓮聖人の足跡を辿る深い体験ができます。四季折々の自然の美しさも堪能でき、より奥深い身延山の魅力を感じたい方には最適な選択肢となるでしょう。
久遠寺の広大な境内では、五重塔や本堂など見どころが多く、心静かに参拝する時間は格別です。また、門前町では地元の味覚やお土産も楽しめ、旅の思い出を豊かにしてくれます。
このように、身延山はロープウェイで手軽に絶景を楽しみたい方から、じっくりと歴史や自然に触れたい方まで、あらゆる旅のスタイルに応える魅力に満ちています。ぜひ、あなたらしい身延山での特別な一日を体験してください。ダミーリンク削除
某年5月25日
めづらしく娘から誘いが有り、山梨県の身延山に登ることにしました。過去にも団体旅行でロープウェイで行ったことはありましたが、登山として行くのは初めてでした。今回は行きは登山、帰りはロープウェイと言う工程です。
9:30 過ぎ お寺の駐車場を出発です。

所々にお堂があります。ここは丈六堂です。

10:20
丈六堂

10:30
十七丁

沿道のシャガ(アヤメ科)が疲れを癒してくれました。

やはり山奥です。熊もいます。出会いませんように!

11:00
三光堂

三光堂金銅釈迦如来坐像

11:00
二十六丁
気持の良い千本杉を行きます。

12:00
東照宮
ここにも東照宮がありました。

12:03
四十一丁です。

12:10 下界の景色が見えました。

12:30 奥の院まであと少しです

思親閣と思いきや、まだ先でした。


最後の階段ですか?

丁度石楠花(シャクナゲ)も咲いていました。

12:30
お手植えの杉

12:35
思親閣(しんしんかく)の山門

思親閣の仁王門の中には左右に仁王像がにらみをきかせおられました。


12:35
奥の院 思親閣本堂

12:50
山頂展望台
少しモヤっています。


案内板によれば、左から七面山・上川内岳・笊ヶ岳・荒川三山・塩見岳・白峰三山・富士見山・鳳凰三山・赤岳(八ヶ岳)茅ヶ岳となっていますが、曇っており薄っすらとしていました。
ロープウェイ山頂駅山頂駅
の見延庵でも食事ができますです。

13:40
五重塔
ロープウェイを使い本堂前の五重の塔に帰ってきました。

本 堂

祖師堂

分かりやすい久遠寺境内図です。

仏殿納牌堂


13:50
駐車場
に戻りました。出発から約4時間20分でした。

14:00
身延の門前町を、散策と食事をして帰りました。

詳しくは、 みのぶ観光案内 をご覧ください。
アクセスは、車でしたら、東京から中央高速中部横断道で約2時間強 浜松市からでも2時間弱です。中部縦貫道ができたおかげで便利になりました。
電車ですと、東海道線富士駅から岳南電車で見延駅で1時間16分 見延駅から元町までバスで9分です。時刻表等は上記の身延観光協会でご確認ください。

