エアコンの簡単分解掃除|理屈が分かれば意外に簡単

 ルームエアコンの一番の汚れは送風ファン(シロッコファン)です。そして、ドレンパン(熱交換器に付いた水滴をドレンパイプに流すための受け皿)です。

今回はこの二つを主体にした掃除を説明します。

エヤコンの機種はPnasonicのCS-283CFR-Wです。他の機種でも基本的にはあまり変わらないと思います。ただ、最近のお掃除機能などが付いた機種では無理があるかも知れません。

 前回(3年ほど前)の掃除では、送風ファンが外せなくて、熱交換器を噴霧器で洗浄はしたのですが、送風ファンの洗浄や奥の掃除はできませんでした。

 今回は熱交換器を洗わないで、送風ファンを取外し、掃除をしました。従ってこれと言ったエアコンまわりの養生もしませんでした。コツさえわかれば、意外と簡単に分解掃除ができます。冷房を使っているシーズン中に行うと、ドレンパン等に水がたまっていてこぼすことが有るかも知れません。熱交換器を洗うのであれば別ですが、冷房をしばらく使っていない、内部が乾燥した状態で掃除をするのが良いでしょう。

Panasonic 品番 CS-283CFR-Wとなっています。

使用した工具類です。一番左は今回購入した、No.3のマルチドライバーで送風ファンの取外しに使いました。規格の一番大きいもので、握りが大きく力を掛けやすいためです。右から二番目は上下風向き調整板を動かすモーターを外すのに使いました。右のマイナスドライバーは左右風向き調整版を外します。ブラシはセリアで買った先が尖ったブラシです。歯ブラシと併用して、汚れを落としました。(ドライバーは、マルチドライバーと先の細いドライバーの2本で間に合います)

床用ワイパーのウエットシートです。今回はこれが大いに役に立ちました。適度の湿り気と丈夫なため外で洗えない物もきれいにしてくれました。

あと必要なものは、カビ取りのカビキラー、歯ブラシや拭き取り用ウエスタオルなどです。

先ずはコンセントを外して、前面パネルを開きます。

フィルターを外します。フィルターは時々掃除をしているのでまだきれいでした。

フィルターが外れた状態です。

上下風向き調整板(ルーバー)を開きます。

ルーバーの真ん中にの支柱があります。(赤い矢印の部部分)

支柱の先をを左に寄せると、ルーバーの中央が外れます。そして、ルーバーを縦にして外側へ少し曲げた状態で左右を外します。

フィルターとルーバーが取れました。

前面パネルを外します。左のフックを上にひねる様に持ち上げると、フックが外れます。右も同様です。

前面パネルが外れました。

左右風向き調整版を外します。ドレンパンを外した後でも良いのですが、先に外しました。ひとつずつ上の隙間にドライバ―を差し込み外します。

左右の風向き調整板が外れました。カビが付着しているためバラバラにして、しっかり洗います。

次に本体カバーを外します。

吹き出し口の下側の左右にねじのカバーがあります。それを引っ張り出すと中にネジが見えます。

右側です。

左側です。

外したネジや細かい部品は無くさないように、まとめて箱かびん等に保管しておきます。

下から開けていきます。上部は左右と真ん中がフックで止まっているので上に押し上げれば外れます。

これでカバーはすべて外れました。

ルーバーのモーターを外します。右側の小さなネジを外します。

左側は引っ掛けあるだけなどで、引っ掛かりを避けるように外します。

ドレンパンを外しますが、先ず矢印のネジを外します。見た通り左には、ドレンホースが繋がれていません。これは右側に繋がっています。

この場合ドレンホースは右側に付いているため、ドレンパンを左側から引っ張り出します。ドレンパンを完全に外すと、付けるとき指が入らずドレンホースの取付が無理そうなので、ドレンパンはホースに付けたまま、掃除をすることにします。

ドレンパンを外した下にある、赤い矢印のもう一つのネジを外します。

送風ファンを少しずつ回転させると、右に一か所フィンが無い所があり、そこをのぞくとネジが見えます。そのネジがかなり硬いので、大きな(No.3)+か―の、握りの太い力の入るドライバーを、中心に向かって真っ直ぐ差し込み、力を掛けて少し緩めます。完全に外すと取付が面倒になります。

右側の送風ファンの軸受けの2本のネジを少し緩めて、これで送風ファン左から少し手前に引き、左に引き抜きます。この時左にズレないようだともう少し送風ファンの右の中のネジを緩めます。

送風ファンが外れ、ドレンパンがドレンホースにぶら下がった状態です。ドレンパンの汚い状態がよくわかります。

壁や床が汚れないようにしながら歯ブラシにカビキラーを付けながら徹底的に掃除をします。その後、ウェットシートで拭き取ります。

ドレンパンはエアコンのカビの温床です。壁や床が汚れないよう注意しながら、歯ブラシにカビキラーを付け掃除します。細かい所も細いドライバーにウェットシートをかぶせたりして徹底的に落とします。その後ウェットシートで拭き取ります。

やはり、送風ファンの裏側もカビで汚れています。ここもウェットシートで、徹底的にきれいに拭き取ります。

カビキラーをこれでもかと言うくらい吹き付けています。カビキラーは危険性もあるためゴム手袋は必須です。目に入ってもいけないのでめがねやゴーグルをします。マスクもしました。本体カバ-やルーバーとその部品などすべてを洗います。

一度洗い流しましたが、フィンの中にカビが残っており、もう一度カビキラーを吹き付け、ブラシや細いドライバーの先にウェットシートを巻き掃除しました。

全ての外した部品を最後に、散水ノズルのジェットモードでなんべんも洗い、拭き取り天日乾燥します。

カビ取り洗浄をしっかりして、水を拭き取り天日乾燥した送風ファンを取り付けます。まず右の軸受けに差し込み、左が本体に入るようにします。

ゴムの軸受けの内部にグリスかCRCを少し付け、送風ファンに取り付けます。そして、本体に取り付けます。熱交換器を取り付けネジ示し、左右の間隔が少しずつ余裕があるようにして、送風ファンの右の隙間から止めネジを締めます。

スムーズに回転することを確認します。

ドレンパンを取付、ネジ締めします。送風ファンの右の軸受けの二つのネジも忘れないように締めておきます。この時一度電源を入れて、送風ファンがスムーズに回るか異音やこすれ音がしないか確認すると良いかもしれまん。

ルーバーのモーターを取り付けます。

左右風向き調整板を取り付けました。アレ、左右の向きが違う?

どっちが正解か悩みましたが、これが正解でした。横棒が外側にきます。

上下風向き調整板(ルーバー)を右からモーターの向きに合わせて差し込み、少したわませ左を差し込み最後に真ん中の支柱を左に寄せながら穴に合わせます。

前面パネルの左右のフックを上からはめ込みしめれば完了です。

 やってみれば、意外に簡単です。熱交換器を洗えば完璧でしょうが、高圧ノズルとか噴霧器などが要り、養生もしなければなりません。何よりも後々の熱交換器の錆び等も心配になります。ですので今回はカビのひどい、ドレンパンや送風ファンなどを掃除しました。熱交換器は長めのブラシで、そっと払っただけです。見た目それほど汚れているとも見えませんでした。

 無理をして、部品を壊してしまっては元も子もないので、その時は途中でもあきらめるつもりで挑戦しました。

 手間取ったのは、送風ファンの止ネジが硬かったので、細いドライバーではビクともしませんでした。にぎりの太い、No.3の規格の大きいドライバーを購入して何とか開けられました。そのファンを左に抜く手順やドレンパンを引っ張り出すのも最初分からなかったですが、何度か手順を変えてクリアー出来ました。ウェットシートを使ったのも良かったと思います。こすればどんどん取れるし、汚れれば新しいシートに換えればよいので、掃除がはかどりました。

 あのカビを見て、あんなカビの空気を吸っていたのかと思うとぞっとします。一度やって出来たので、もう毎年やっていきたいと思っています。

 意外と簡単でしたが、無理な力を掛けたりして部品を壊すといけません。時間は掛かっても、じっくり調べながらやればできると思います。

 このために購入した物はNo.3 対応のドライバー(¥600.位)のみです。自宅のドライバーでは先が短かったり、力が掛けられなかったりで対応できませんでした。

 熱交換器の洗浄は3~4年に1度はやるつもりです。(汚れかたにもよりますが)その場合はエヤコンの周りを養生シートでおおい、洗った水分が流れるのをバケツで受け止め、熱交換器をスプレーして洗い流します。これも塗装用のテープ付きの養生シートなどを使えば、難しいものではありません。スプレーはある程度の水圧が欲しいため、園芸用の蓄圧式噴霧器を使えば安上がり(1,500~2,500円程度でノズルの先端を霧からストレートに変えられるもの)が使いやすいと思います。

エアコン洗浄カバー

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 エアコンの分解修理は無理をしないことです。無理だと思ったら、色々調べて、じっくりとやれば、なんとかなると思います。無理をしてプラスチックの部品を壊してしまったなんて事の無いようにしてください。

エアコンからの水漏れ|ドレンパイプの詰まりが原因か?もご覧ください。

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